喘息

喘息とは

慢性的な気管支の炎症により、気道が過敏になり狭くなってしまう状態で、発作的な喘鳴(ぜいぜい・ひゅうひゅうという音)・咳・呼吸困難を起こすことが特徴です。

喘息の種類

原因の違いによって、下記のようなさまざまな分類方法があります。
  • アトピー型喘息と非アトピー型喘息
  • 気管支喘息と咳喘息
  • 小児喘息と成人喘息

投薬について

どの喘息も、基本的には主な治療法は投薬になります。
吸入薬、飲み薬、貼り薬、注射など、いずれも、「気道の炎症を抑える」「気管支を拡げる」などの効果があり、発作時は、すばやく直接的に作用する吸入薬を用います。
効果の高い「ステロイド」を用いることも少なくありません。

咳喘息について

「咳喘息」は、気管支が狭くなって呼吸困難の症状が出る「気管支喘息」とは異なり、何らかの刺激によって「咳が止まらなくなってしまう」という状態をいいます。その主な原因はアレルギーと考えられています。
「咳喘息」に気づかず、放置してしまうケースが増えています。

咳喘息の特徴

  • 乾いた咳が出る
  • 喘鳴(ぜいぜい・ひゅうひゅうという音)や呼吸困難はない
  • 風邪や花粉症の時に咳が続く
  • たばこの煙や飲酒などの刺激で咳が出る
  • 夜になると咳が出る
  • ひどくなると気管支喘息になる場合がある

治療

気管支喘息と同様、「気道の炎症を抑える」「気管支を拡げる」といった効果のある薬を用います。