風邪や胃腸炎といった感染性疾患から、高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病まで幅広く診るのが内科です。さらに内科は、適切な医療を受けるための「総合窓口」としての役割も担っています。とにかく原因がよくわからないという体調不良の方の診療も行います。

当院では患者様の症状に合わせた個別の治療プランを提供し、日常生活への早期復帰をサポートいたします。体調に違和感がありましたら、無理せずご受診ください。

こんな症状の方はご相談ください

• 熱、咳、痰、鼻水、のどの痛み
• お腹の調子が悪い（腹痛、便秘・下痢、張った感じ）
• 吐き気、嘔吐
• 胸やけ
• 食欲不振
• 胸痛、胸部圧迫感
• 頭痛
• 立ちくらみ・めまい
• 動悸、息切れ
• のどの異常な渇き
• 尿の異常（出にくい、近い、血が混じる）
• いびき・無呼吸　など

風邪・胃腸炎

風邪と胃腸炎は日常生活で最も身近な疾患ですが、適切な診断と治療により症状の軽減と早期回復が期待できます。

風邪は発熱、咳、鼻水、のどの痛みなど上気道症状が中心となります。ウイルス感染が主な原因のため、対症療法を中心とした治療を行い、患者様の症状に合わせて解熱鎮痛薬や咳止め、去痰薬などを処方いたします。十分な休養と水分補給も重要な治療の一環です。

胃腸炎は急性と慢性に分類され、それぞれ異なるアプローチが必要です。急性胃腸炎では嘔吐や下痢による脱水症状の予防が最優先となり、必要に応じて点滴療法を実施いたします。ウイルス性や細菌性の感染が疑われる場合は、原因に応じた適切な治療を選択します。慢性胃腸炎では生活習慣の見直しとともに、長期的な治療計画を立てて症状の改善を図ります。

当院では患者様一人ひとりの症状と生活環境を丁寧に把握し、個別の治療プランをご提案いたします。食事や生活指導も含めた包括的な治療により、日常生活への早期復帰をサポートいたします。症状が長引く場合や重篤化する兆候がある場合は、速やかにご相談ください。

咳喘息（長引く咳）

咳喘息は慢性的な咳が続く疾患で、一般的な風邪薬では改善が見込めません。気管支の慢性的な炎症により、長期間にわたって咳症状が持続するのが特徴です。

治療では吸入薬を中心とした薬物療法を行い、気管支の炎症を抑制することで咳症状の軽減を図ります。夜間の咳で睡眠が妨げられる場合や、日中の咳で日常生活に支障をきたす場合は、お気軽にご相談ください。

頭痛

頭痛の種類は大きく2つに分類されます。ひとつは頭痛自体が疾患である「一次性頭痛」（慢性頭痛）で、もうひとつが他の病気の症状として生じてくる「二次性頭痛」（症候性頭痛）です。

一次性頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあり、二次性頭痛の代表的な原因には、くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎などが挙げられます。一般的に頭痛の9割くらいは一次性頭痛で、問題のない頭痛と言えますが、二次性頭痛の中には、放置することで命に関わってくる疾患もあります。いつもと違う頭痛がある場合は、我慢せずに速やかに受診ください。

生活習慣病（糖尿病・高血圧・脂質異常症）

生活習慣病は現代社会における代表的な疾患群であり、自覚症状がほとんどないため気づかないうちに進行してしまいます。しかし、適切な管理により合併症の予防が可能です。

当院では定期的な検査と生活指導により、患者様の健康維持をサポートいたします。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が停止する疾患で、日中の眠気や集中力低下を引き起こします。重症度により治療法が異なりますが、就眠中に専用マスクを用いるCPAP療法や、生活習慣の改善により症状の改善が期待できます。

診断には睡眠検査が必要となり、当院では検査から治療まで一貫してサポートいたします。いびきがひどい、日中の眠気が強い、朝の頭痛が続くなどの症状がある方は、早めの検査をお勧めします。治療により睡眠の質が向上し、日中の活動性も改善することが期待できます。

気管支喘息

気管支喘息は気管支の慢性的な炎症により、発作的な呼吸困難を生じる疾患です。適切な治療により、発作の予防と症状のコントロールが可能となります。吸入薬による治療が基本となり、患者様の重症度に応じて薬剤の種類や量を調整いたします。

発作の誘因となるアレルゲンの特定や、日常生活での注意点についても詳しく説明いたします。季節性の症状変化や、運動時の症状についても対策を講じることで、より良い生活を送ることができます。息切れや胸の苦しさを感じる場合は、症状が軽いうちに受診されることをお勧めします。

更年期障害

更年期障害は女性の身体的・精神的な変化に伴う様々な症状を指します。ホルモンバランスの変化により、のぼせ、発汗、不眠、イライラなどの症状が現れることがあります。個人差が大きく、症状の程度も様々です。

治療では症状に応じてホルモン補充療法や漢方薬の処方、生活指導を行います。精神的な症状が強い場合は、カウンセリングも含めた総合的な治療を提案いたします。症状が日常生活に影響を与える場合は、我慢せずに相談してください。適切な治療により、更年期を快適に過ごすことが可能です。

胃炎・胃潰瘍（胃の痛みやむかつき、吐血、便が黒いなど）

胃炎や胃潰瘍は胃の粘膜に炎症や潰瘍が生じる疾患です。ピロリ菌感染や薬剤の影響、ストレスなどが原因となることが多く、胃痛、胸焼け、食欲不振などの症状が現れます。内視鏡検査による確定診断が重要となります。

治療ではピロリ菌の除菌治療や、胃酸の分泌を抑制する薬剤を使用します。生活習慣の改善も重要な要素となるため、食事指導や禁煙指導も併せて行います。症状が続く場合や便が黒いなどの症状がある場合は、早急に受診してください。胃カメラが可能な医療機関への紹介の必要性の判断、診断がついた後のアフターフォローなど、適切な治療により症状の改善と再発予防が期待できます。

前立腺肥大（男性の夜間頻尿、尿が出づらい、尿意切迫感）

前立腺肥大は中高年男性に多く見られる疾患で、尿の出が悪くなる、夜間の頻尿、残尿感などの症状が現れます。生活の質に大きく影響するため、早期の治療が重要となります。薬物療法により症状の改善が期待でき、重症例では手術的治療も検討されます。

診断には血液検査や超音波検査を行い、前立腺の状態を詳しく調べます。症状の程度に応じて、適切な薬物療法を選択いたします。排尿に関する困りごとがある場合は、遠慮なくご相談ください。適切な治療により、快適な日常生活を取り戻すことができます。

膀胱炎

膀胱炎は主に細菌感染により膀胱に炎症が生じる疾患です。女性に多く見られ、頻尿、排尿時の痛み、尿の混濁などの症状が特徴的です。急性膀胱炎と慢性膀胱炎があり、それぞれ治療法が異なります。

治療では抗菌薬による薬物療法が基本となり、症状に応じて鎮痛薬も併用します。水分摂取の増加や排尿習慣の改善により、再発予防も重要です。症状が現れた場合は、早めの受診により重症化を防ぐことができます。繰り返す場合は、根本的な原因を調べて対策を講じることが大切です。

甲状腺疾患（甲状腺機能低下症・亢進症）

甲状腺疾患は甲状腺ホルモンの異常により様々な症状を引き起こす疾患です。機能低下症と亢進症では症状が大きく異なります。

血液検査による正確な診断と、個々の症状に応じた治療により、健康な生活を取り戻すことが可能です。